ハイバイ「おとこたち」

mixi日記より。


美容院で読んだ雑誌に紹介記事があって、当日券で入れそうだったので勢いで行ってきた。
数年前の初演が結構話題になったらしい。
初めての東京芸術劇場!
めずらしく現代劇!(ナイロンの「我が闇」以来?その前がいつだったかは不明w)

営業職で稼いでてブイブイ言わしてる()鈴木と、
ブラック企業をやめてまた変な会社に就職した山田と、
奥さんと不倫相手が連絡とってて危うく保険金殺人されるところだった森田と
戦隊モノの俳優からアル中を経て宗教に目覚めた津川
の4人のおとこたちの人生。

つらい。
特に鈴木。
仕事は順風満帆、奥さんも子供もいて、退職後はゲーセンのシルバー割に「年寄り扱いしやがって」みたいに怒ってる。
その息子が父親とはタイプの違うおっとりぼんやり系で、最終的には引きこもり、お葬式でも全く悲しむ様子を見せない。
それを怒った山田と森田は、家庭内で暴君だった鈴木の顔を知る。

つらい。
ただ、辛いんだけど「おとこの人ってこうだって言うよねー」と、距離を置いて見ている感じであって、「我が闇」のモヤモヤした不快な辛さとはまた違うかな。
なので、私にとっては(劇評にあったような)打ちひしがれるようなものではない。

男性のほうがリアルに感じるのかな?と思いつつも、
そのリアルさが
知ってたけど、目の前で改めて演じられる辛さなのか
この(私にとってはコラムなり社説なり投書なり新書なりでよく見知っている)男性の現実のパターンを初めて知っての辛さ
なのかは気になるなー。

女性だと、労り合う共生パターンが王道みたいなところがあるけど(実際そんなとこあるし)、男性だとそうはなりにくいんだろうか。

それにしても、本当に「あるある!」「わかるこういう話し方!」の連続で、実際にこういう人に会ったことってそんなに無いはずなのに、そう思うのは何故なんだろうね。
ゲーセンのシルバー割とか、うわーちゃんとそういうとこ拾うんだ!と思ったり。
繰り返されるCHAGE&ASKAの「太陽と埃の中で」が、いろいろ象徴してた。

小さい劇場でサクッと2時間で見られて面白かったー。

ハイバイ「おとこたち」
http://hi-bye.net/plays/otokotachi
作・演出:岩井秀人
出演:安藤 聖 菅原永二 永井若葉 平原テツ 用松 亮 松井 周
■ 2016年4月4日[月] – 4月17日[日]
@ 東京芸術劇場 その他地方公演あり

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