世田谷パブリックシアター『検察側の証人』

ネタばれあり。

原作はアガサ・クリスティの法廷劇。
裕福な老未亡人殺害の疑いをかけられた青年レナード。
レナードに不利な証言をする妻・ローマイン。
レナードは老婦人を本当に殺したのか、妻はなぜレナードに不利な証言をするのか?
…というのが、2度3度のどんでん返しで終幕する。
面白く見たけど、ラストがあまり好みではないのと、役者さんの表情をしっかり見られる小さい箱で見たかったな。

レナードが無罪だと思っていた観客はラストで裏切られることになるんだけど、種明かしをされたときに「レナードってただの気のいい浅はかな青年じゃなかったのか!!ああ、でも確かに辻褄が合う…」と嘆息できるポイントを私は見つけ出せてなかった。
それは1つは成河さんばかり見ていたせいもあるし、レナードが終始舞台下手奥にいて2階後方(S席)からは細かい表情を伺えなかったせいもある。
『ほんとうのハウンド警部』もそうだけど、物語の鍵を握る主演を舞台奥に置くのやめて!!笑
今回の成河さんは何かを企んでいるような複雑な役じゃない(と思う)。先入観や期待感で見たらダメなやつ。

で、最後のローマインの告白→ストロベリーブロンドの女登場→ローマインの復讐、あたりの畳みかけに呆気にとられて、あまりカタルシスを感じずに消化不良気味といった感じ。
次は1階席なので、また違って見えるかも。

・ローマインが「女の、外国人の証言は信じてもらいにくい」あたりの事情は今も変わらなさそう。一方で、東ドイツvs西ドイツの諜報が云々みたいなのは隔世の感もある。
・レナード、ブルーワーカーっぽいし、未亡人を「ババア」「おばちゃん」って呼ぶあたりも、ミスリード狙いなのかな~。でもそれを差し引いても、「おばちゃん」呼びが謎。
・80年代のアメリカへの憧れがあったころの花ゆめ漫画で読みたい。山下友美とか。
・ロバーツがマイアーズの物真似でリボンを引っ張る仕草→登場時にまさにそれをやるマイアーズ検察官ww
・成河さん、ちょっとやつれた風に見えたのと、アイメイクで別人感があった。マントのように揺れる黒の法廷服に、白タイ(リボン)。カワ


  • タイトル:『検察側の証人』
  • 会場:世田谷パブリックシアター
  • 会期:2021/08/28-2021/9/12
  • web:https://www.kensatsugawa.com/
  • 出演者:小瀧望(ジャニーズWEST)、瀬奈じゅん、梶原善、成河ほか
  • 鑑賞日:2021/08/31
  • 書いた日:2021/09/05

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