世田谷パブリックシアター『検察側の証人』

ネタばれあり。 原作はアガサ・クリスティの法廷劇。 裕福な老未亡人殺害の疑いをかけられた青年レナード。 レナードに不利な証言をする妻・ローマイン。 レナードは老婦人を本当に殺したのか、妻はなぜレナードに不利な証言をするのか? …というのが、2度3度のどんでん返しで終幕する。 面白く見たけど、ラストが

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11/16『フリーコミッティド』@青山クロスシアター

2020.11.23追記 今回のほうがきれいなクリスマス前の小話としてまとまってる、とでもいうのかな。 2018年の初演は真夏の公演だったけど、今回これを観て、外に出たらクリスマスのイルミネーション…というシチュエーションは悪くない。 成河さんにはそういうのを求めているかどうかはともかく。 前回はビ

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7/1『Defiled』DDD青山クロスシアター

「こうしたことを繋いでいくのが、僕たちの責任なんです」 ブライアンの奥さんと電話で話すところだけ、口調が違うの。 偽義経東京千秋楽以来、99日ぶりの劇場。 99日の間に、沢山のステージが延期や中止になって、その間に過去の舞台作品の映像配信やライブ配信があり、これから幕が開くお芝居でも配信をやるケース

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12/3 『タージマハルの衛兵』(プレビュー2日目)

プレビュー公演2日目。100分休憩なし。 2列目センターブロック。 ステージにはタージマハル建設を隠すためと思われる大きな壁。 上手にフマーユーン・成河さん、下手にバーブル・亀田さん。 完成までは誰も見てはいけないと言われているタージマハル。 そこの番をする2人ももちろん見てはならず、タージマハルに

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4/7『BLUE/ORANGE』@DDD青山クロスシアター

かきかけ。 物語について やっばり翻訳劇って難しくないですか(理解が難しいというより、それを日本版にすることが)。 クリストファーの置かれた状況(黒人/身寄りが無い/おそらく統合失調症)、とくに人種的なものは日本にいると実感しにくいと思うんだよ。 (もちろん差別問題は人種や民族含め、私が認識している

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『スリル・ミー』の「歴史の中に埋もれてしまった事実は今や誰のもの」について

私「歴史の中に埋もれてしまった事実は今や誰のもの」 最初は普通に歌詞として聞き流して。 見終わって、私の問いかけと言うより、脚本家からの問いなのかな?と受け取って。 動機を愛(あるいは独占欲)にしたのは脚本家のプラン(捏造・創作)で、それに対してのエクスキューズにも取れるな、と。 (初見の感想に書い

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12/24・1/6 ・1/13『スリル・ミー』成河×福士誠治メモ(ネタバレあり)

■12/24 16:30 この日は後方上手席。 ■1/6 16:00かな? 後方上手。1/6とほぼ同じ席。 福士彼の「綺麗だ」が棒じゃなくなってた(あそこ、難しそう ネクタイ外してシャツのボタンも外して、それから両手を広げて首をかしげるのやっぱりずるい… ・血のサイン 「前にもやったことがある」と言

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12/15 『スリル・ミー』成河×福士誠治(ネタバレあり)

※スリルミー未見の人は、絶対にネタバレを読まずにまっさらな状態で観たほうがいいです。絶対に。初見は一度しか体験できない。 ひとさまのご厚意でチケットを譲っていただいて観てきた。 これが噂のスリル・ミー…。 開演時間が近づくにつれて、皆押し黙って静かに始まるのを待ってるのが印象的だった。 何もアナウン

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7/17(月・祝)『子午線の祀り』(ポストトークあり)世田谷パブリックシアター

まとまらないままupする。これ以上考えても、どうせまとまらないよ。 戯曲を読んで想起したのは、小川一水『復活の地』 天体の運行が巻き起こす災厄に抗えない人々。 源平モノに、中空から月の重力による潮の満ち引きを語る視点が追加されることで、メタ的で、SFチックでもあると感じた。 というかさ。 なんでこう

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