新井素子の小説には、壊れかけた女性がたびたび出てくる。
(むしろ壊れていない女性のほうが珍しいんじゃないかってくらい)
特にこの話は、狂っていく主人公が女性作家ということもあって、自然と作者本人とオーバーラップして怖かった。
これってフィクション?日記?素子姫、旦那さんに何かあったの?と…。
にしてもオチが怖いというか…合理的な処理の仕方だなと思う。
巻末の解説で有川浩さんが
私と同世代の作家トモダチと「影響を受けた作家さんは」という話をしていて「思春期自分の『星へ行く船』シリーズがライトノベルのファーストインパクトだった」という共通体験が出てきまして。「あの当時、小説家になりたい女の子はみんな"素ちゃん"に憧れてたよね」と大盛り上がり。
と書いていたのを読んで、ちょっと羨ましくなった。
TMNもそうだけど、新井素子の最盛期(?)を私は知らないので
(デビューが1976年《生まれてない!!》、著作の刊行年からすると、1980年〜1985年ごろかな?)
wikipediaに新井素子の文体は後のライトノベル文体に大きな影響を与えたとされており、ライトノベルの元祖的存在ともされている
と書かれてしまう実感がまるでない。
映画化3本、ドラマ化2本、ラジオドラマ3本、アニメ映画化1本で
レーベルは確かに一般小説がほとんどだけど(一部コバルト文庫だけど、当時のコバルトは今と毛色が違うし)…なんか信じがたくって。
私が読み始めたきっかけが、アニメ誌(?)の投稿ページだったから余計そう思うのかもしれないけど。
うー。やっぱり流行している時だからこそ楽しめることってあるよねぇ、と最近思う。
東京エスムジカも解散しちゃったしさ!
春のツアー(?)は帰省中でいけなかったんだよー(涙)。
…つまり5年後くらいに「ハルヒ面白いよー」とか言ってるかもしれないのか…。